エンジニア職のニーズと要求される能力

コンピュータ業界で働くエンジニアの中でもシステムエンジニアの需要は伸びています。国内でこの職種に従事する技術者の人口は数十万人規模とされており、海外でも伸び率は順調に推移しているのが特徴です。そして、複数の先進国のデータからもこの傾向は長期的に継続する事が予測されており、この状況ならばシステムエンジニアの活躍する場は今後も広がることになります。システムエンジニアは技術者のまとめ役となり、新規のアプリやシステム開発でリーダー的な役割を担う存在です。

とりわけ、新規のシステム開発でこのポジションを任せられた人材はシステム構築に関連する多岐にわたる知識が要求されます。これはプログラミングだけにとどまらず、システムの設計技術からクライアントのヒアリング内容を分析するなど、システムの新規開発に関する総合的な知識です。また、新人の技術者をサポートして作業効率の維持に努めるリーダーとしての勤めもあり、プロジェクトの進行を円滑にする管理職的な職務もあるなど職場でも中心的な存在となるのです。その結果、このエンジニアには技術者としての範囲を超えた対人スキルが要求されます。

特定のスキルのみを身に付けたプログラマーは個々の専門分野の技術が廃れてしまうことでエンジニアとしてのニーズが低下してしまいます。したがって、エンジニア職の中でも順調にニーズが拡大している管理職に従事することが末永く技術者として活躍する為の秘訣です。